住宅・オフィス・店舗用ドーム型防犯カメラとは?

ドーム型防犯カメラは、黒いドーム(半球)型の半透明ケースにカメラ本体を内蔵したスマートな防犯カメラです。知らない人が見たら、このカメラを照明器具の一種だと思うかもしれません。

ドーム型防犯カメラは、ビルの廊下やエレベーターの天井などにも設置されています。 ボックス型防犯カメラは屋外用にも屋内用にも使われますが、ドーム型防犯カメラは主に屋内に使われます。


ドーム型防犯カメラの場合、全視野(360度)を撮影できる超ワイドなタイプもあります。

ボックス型カメラは目に留まりやすく威圧的ですが、ドーム型カメラはそのようなことはありません。カメラ本体がドーム内に収められて外からは見えないので、住宅の玄関やお部屋の雰囲気を壊しません。広い店舗やオフィス空間では数十台の防犯カメラを天井に設置することがありますが、そんな時、ボックス型のカメラを設置したのではあまりにも威圧的です。ドーム型カメラなら、部屋の雰囲気をあまり壊しません。

ただし、ドーム型防犯カメラは超小型カメラであることが多いので、撮影性能はボックス型カメラよりも多少落ちることがあります。

ドーム型防犯カメラには、カラーCCD使用でカラー撮影ができるタイプや、撮影画像をハードディスクなどにビデオ録画可能なタイプ、音声も記録できるタイプ、カメラからモニターまで無線(ワイヤレス)で接続できるタイプ、人間が近づいたときだけ効率的に監視・記録を行うタイプ、さらには暗闇でも撮影可能な赤外線暗視タイプまであります。ボックス型よりもカメラレンズの方向を変えやすいので、視野制御(TPZ)に優れています。

ドーム型防犯カメラはなるべく目立たないように設置するのが普通ですので、電源線や信号線の配線などが目立たないように天井や壁に埋め込むなど、専門業者に設置工事をしてもらうのがよいでしょう。

本格的にドームカメラを設置して防犯に備えたい場合は、玄関、廊下、各部屋のすべてに最低1台ずつのカメラを設置する必要があります。しかし、それでは費用やメンテナンスの労力が大変だという場合は、一部をドーム型のダミーカメラで置き換えることもできます。

たとえドーム型ダミーカメラであっても、ボックス型ほどではありませんが、見ただけで威嚇力がありますので、それなりに防犯効果はあります。

しかし、万一の場合は、不審者の映像を記録して残せる高機能の監視用防犯カメラがより有効です。

カメラの画面のきめ細かさは、解像度によって決まります。解像度は640x480ピクセル(VGA)または320x240ピクセル(QVGA)のものが多いですが、これだと従来のテレビと同じ程度のきめ細かさです。ただし、一般の公共テレビ放送の画像と違い、防犯カメラの画像はあまり鮮明ではありません。つまり、人間の全身を映し出した場合、顔の表情までははっきり写りません。これでは、照明が暗かったりすると、不審者の特定は難しくなります。

それを防ぐには、高解像度のレンズが付いた防犯カメラを採用するのが安心です。解像度の高いカメラには、2048x1536ピクセルなどの超高解像度の製品もあります。

最近のデジタル防犯カメラには、画像解析技術により、人間の形状を認識して、顔だけをズームレンズでクローズアップして追跡するタイプもあります。これにより、画面に映った人物があらかじめ登録しておいた人物と同じかどうか認証し、自動的に入室を許可したりするシステムもあります。

しかしそのようなシステムでも、一般的には一度に1人しか追跡できませんので、不審者が2名以上同時に現れた場合、2人目以降の人物は追跡できません。そのため、マンションの入り口などで、住人のすぐ後から不審者が紛れ込んで玄関を通過する(なりすまし、共連れなど)場合は、不審者のチェックが難しくなります。

そんな場合は、高解像度のレンズが付いていて、100倍近くもズームができるデジタル防犯カメラであれば、多数の人数が通過する場所でも、一度に数人の顔を同時に認識し、チェックできます。

ドーム型カメラは防犯用だけでなく、家庭用に、お子様やペット、家族の徘徊の監視などに利用することもできます。業務用では1室に複数のカメラを設置するのが普通ですが、通常の家庭用では、1室に1台設置すれば十分です。