基礎代謝量とは?

ダイエットが成功するかしないかは、基礎代謝が大きいか小さいかにかかっています。

基礎代謝量とは、生きていくのに最低限必要な、1日あたりのエネルギー消費量(カロリー)のことです。寝ているときも必要なエネルギーはゼロではなく、最低限のエネルギーが消費されます。

肉体が安静状態でも、身体を維持する機能、つまり、脳、心臓、消化器系、呼吸器系などは少しづつ稼動しています。この時の代謝量が基礎代謝量です。


日本人の平均基礎代謝量は、男性1500kcal、女性1200kcalくらいです。

日常生活を送っているときは、これより多いカロリー量が必要となります。

基礎代謝量は、厳密には、起床後、リラックスした状態で、室温25度の条件下で計測します。いろいろな計算方法がありますが、簡単な計算方法は次のとおりです。

女性: 66.5 +(9.6 x 体重kg)+(1.7 x 身長cm)−(7.0 x 年齢)
男性: 66 +(13.7 x 体重kg)+(5.0 x 身長cm)−(6.8 x 年齢)

計算の結果、同じ数値であっても、筋肉量の多い人ほど、エネルギーを多く消費し、実際の基礎代謝量は大きくなります。

また、同じ人でも体温によって変化します。体温が上がると基礎代謝量は増加し、体温が下がると基礎代謝量は減少します。

年代別に見ると、基礎代謝量は10代のときが最も大きく、40代以降になると大きく減少します。そのため若いときと同じ量の食事をしていると、中年太りしやすくなります。

基礎代謝量が大きくなると、同じ量の食事をしても、より多くのカロリーが消費されるため、体に脂肪が蓄積されにくくなり、太りにくい体質になります。

食事制限をするとやせますが、その分、体重や筋肉量が落ちるので、基礎代謝量が少なくなってしまいます。そのため、ある程度やせると、それ以上はやせにくい体になります。

ダイエットが途中から順調に進まなくなるのは、このためです。

過度なダイエットを行いカロリー摂取量が基礎代謝量以下になってしまうと、体を維持してゆくのが困難になり、体にとって非常に危険な状態になります。

ダイエットは、食事制限だけでは効果的に継続することができません。食事制限のほかに、運動をして筋肉をつけて、基礎代謝量を上げないといけないのです。基礎代謝量が多くなれば、ひとりでにやせやすくなります。

運動には、筋力を強くする無酸素運動と循環系を強くする有酸素運動があります。無酸素運動を行い筋肉を増強すると、確実に基礎代謝量が増加します。さらに、筋肉を鍛えた後で有酸素運動を行うと、効果的に脂肪が燃焼し、ダイエットの効果が出やすくなります。

同じ量の食事をとる場合は、よく噛んでゆっくり時間をかけて食べると、消費されるエネルギーが高くなり、太りにくくなります。

また、朝食を食べないでいると午前中の間エネルギー不足の状態になり、身体はエネルギーをあまり消費しなく手もすむように適応します。その状態でお昼に食事をすると、食べた食物がエネルギーとして消費されないで、脂肪として身体に蓄積されます。ダイエットのためには、朝食はきちんと摂りましょう。

朝食、昼食に比べて夕食をたっぷり摂るのも問題です。エネルギーとして消費されないで、脂肪として蓄積されやすいからです。夕食は量を減らし、夕食から就寝までの時間をなるべく長く取りましょう。