寒天ダイエットとは?

寒天(かんてん)がダイエットに有効だと知られたのはごく最近です。寒天は食品なので、寒天によるダイエット効果も緩やかで安全です。

寒天は、江戸時代の4代将軍徳川家綱の時代に、山城国伏見(京都)の美濃屋太郎左衛門が、廃棄されたトコロテンが偶然に凍結・乾燥を繰り返し干物状になったものを見つけ、それでトコロテンをつくったところ、通常よりも美しく海藻臭さが無い製品ができたということです。これを黄檗山萬福寺を開創した隠元禅師に試食してもらい、「寒天」と名づけてもらったとのことです。

寒天は、海草のテングサ(天草)やオゴノリなどの紅藻類の粘液質を凍結・乾燥して作られます。ところてんと同じ成分です。なお、ゼラチンは、動物性の牛骨、牛皮、豚皮、魚皮などから作られるもので、寒天とはまったく別のものです。


寒天は製法によって、角寒天・細寒天・粉末寒天などに分類することができます。角寒天と細寒天は、古来から作られている寒天で、冬季に凍結により作られてきました。最近は、細寒天は冷凍庫を使って夏場でも生産されています。粉末寒天は気象条件にかかわらず工業的に大量生産できる寒天です。

2005年にイギリスの医学論文で、寒天摂取により糖尿病患者の血糖値が低下、コレステロール値・血圧・体重・体脂肪率なども減少・降下したという結果が発表され、寒天の効果に注目が集まりました。

寒天ダイエットは、この寒天の性質を利用したダイエット方法です。

寒天の主成分は食物繊維で、消化吸収されません。寒天の成分のうちの一部は、胃酸により分解されガロオリゴ糖になり吸収されます。アガロオリゴ糖には、がん細胞の成長を防ぐ作用や抗酸化作用があるといわれています。

寒天の効果は、

  • 豊富な食物繊維で、便秘が解消する。
  • カロリーがほとんどゼロで腹持ちが良いので、摂取カロリーを減らせる。
  • 油分や糖分の吸収を抑え、血糖値を低下させる。
  • 胆汁酸の生成を促し、コレステロールを減少させる。
  • ぜん動運動で基礎代謝があがる。

などです。

寒天ダイエットは即効性はありませんが、2週間以上続ければかなりの効果があるようです。ただし摂取しすぎると必要な栄養分まで排出されてしまい、栄養失調になりかねません。控えめに摂取しましょう。